先日Netflixオリジナル作品「ザ・プロム」を見ていた時、本来なら配信オンリーの作品なのですが、なんと映画館でやっているという情報をキャッチ!
そして、出てきたのが今回の記事のテーマとなる『オデッサ上映』
この『オデッサ上映』という上映方式で「ザ・プロム」をやっていることが判明。
新しい上映方式があるのならブログに残さないわけにはいかない!
というわけで行ってきました(笑)
今回は映画「ザ・プロム」を
・自宅のサラウンドヘッドフォンで鑑賞。
・オデッサ上映で鑑賞。
この2つの体験を比べて、オデッサ上映の感想について書いていきたいと思います!
「比較するのが家にあるサラウンドヘッドフォンかよ…」
って思うかもしれませんが、Sonyさんの世界初9.1ch 3D VPTなる技術を搭載した結構いいサラウンドヘッドフォンでの比較になるので、参考に値するとは思います…(笑)
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odessa cinemaとは
optimal design sound system(+α)の略。
「劇場ごとに最適化されたサウンドシステム」に「劇場独自の映画体験が付加される」という意味。セルゲイ・エイゼンシュテイン監督『戦艦ポチョムキン』にあるオデッサの階段シーンが、モンタージュ理論を確立した映画史におけるターニングポイントとされていることから、この音響システムが、東京テアトルの新たな歴史を作るものとしたいと考え、名付けました。
従来のスピーカーでは再現できなかった高域と低域を同じスピーカーから出力することにより、近距離でも正確な音が届けられるミニシアターに最適な設定で映画をより一層お愉しみ頂けるようになりました!
https://ttcg.jp/human_shibuya/topics/2020/10151706_10815.html
オデッサ上映とはヒューマントラストシネマ渋谷さんが東京テアトルシネマグループ映画館の先駆けとして日本初のカスタムスピーカーシステムを使用した上映方法!
【ハイパワーコアキシャル型シネマシステム】という
「高温・低音を1つのスピーカーから出力することにより、従来スピーカーでは再現できなかった正確な音域を全席に届ける」
ことが可能になっているそうです。
上の写真のスピーカーが
・フロントに3本
・サラウンドに8本
・サブウーファー1本
という形で設置されています。
おそらくこの音の出るドライバー(丸い部分)が3つあることで、高域、低域の音を1つのスピーカーから出力することを可能にしているものと思われます。
この構造はボクが現時点で最も好きな音響システムの1つでもあるBESTIAで採用されてもいるスピーカー、ヴィヴ・オーディオにも似た構造が見受けられます。
CHECK!【BESTIAとは】IMAX・ドルビーシネマとの違いと感想!
ヴィヴ・オーディオも繊細な音を全席に均一な音圧で届けられる特徴を持っているので、きっとこの形状のスピーカーはいいやつなんでしょう…(素人感)
さらにオデッサ上映には3つの異なる上映カテゴリを用意しています。
odessa theatre
高域、低域を1つのスピーカーから出力することにより、従来スピーカーでは再現できなかった正確な音域を全席で解放。セリフや環境音をより正確に伝えることで、映画の持つ感情をよりリアルに、より鮮明に、お届けいたします。
https://ttcg.jp/human_shibuya/topics/2020/10151706_10815.html
odessa vol+
【odessa theatre】の特徴に加え、さらに音を堪能するためにボリュームをプラス。【odessa vol+】では耳だけではなく、全身で体感していただきます。音に包まれる新感覚音響体験をぜひお楽しみください。
https://ttcg.jp/human_shibuya/topics/2020/10151706_10815.html
odessa music
【odessa】の真髄はここにある!さながらそこはライブハウス!!
カスタムスピーカーの性能を存分に発揮した【odessa music】では設定にもこだわりを!【odessa music】用に調整されたスピーカーから溢れ出す音にあなたは痺れ、酔いしれる!
https://ttcg.jp/human_shibuya/topics/2020/10151706_10815.html
同じ「オデッサ上映」という括りでもちがった演出が施されているので、自分が鑑賞する作品がどの上映カテゴリなのかチェックしてみるのも面白いと思います♪
そして気になる料金は
追加料金なし
とのことですので、通常料金のみでオデッサ上映は体験出来ちゃいます。
最近は500円~1000円追加の上映方式もたくさんある中、これは有難いですね。
上映方式 | 料金 |
IMAX | +400円~700円 |
IMAX3D | +800円~1,100円 |
ドルビーシネマ | +500円~600円 |
ドルビーシネマ3D | +600円~1,000円 |
4DX | +1,000円~1,100円 |
MX4D | +1,000円 or 1,200円 |
4DX with ScreenX | +1,500円 |
ScreenX | +500円 or 700円 |
ドルビーアトモス | +200円 |
極上音響 | 追加料金なし |
BESTIA | +200円 |
LIVE ZOUND | 追加料金なし |
TCX | 追加料金なし |
ULTIRA | 追加料金なし |
T-LEX | 追加料金なし |
odessa cinema | 追加料金なし |
※同じ上映方式でも劇場によって、差があるので参考程度にお願いします!詳しくは各劇場の料金をお調べください。
※上映方式名をクリックすると、上映方式のレポート記事に飛ぶようになっています!
※2020年2月時点の情報になります。
上映方式 | 料金 |
IMAX | +400円~700円 |
IMAX3D | +800円~1,100円 |
ドルビーシネマ | +500円~600円 |
ドルビーシネマ3D | +600円~1,000円 |
4DX | +1,000円~1,100円 |
MX4D | +1,000円 or 1,200円 |
4DX with ScreenX | +1,500円 |
ScreenX | +500円 or 700円 |
ドルビーアトモス | +200円 |
極上音響 | 追加料金なし |
BESTIA | +200円 |
LIVE ZOUND | 追加料金なし |
TCX | 追加料金なし |
ULTIRA | 追加料金なし |
T-LEX | 追加料金なし |
odessa cinema | 追加料金なし |
SAION | 追加料金なし |
FLEXSOUND | +200円 |
応援上映 | 追加料金なし |
※同じ上映方式でも劇場によって、差があるので参考程度にお願いします!詳しくは各劇場の料金をお調べください。
※上映方式名をクリックすると、上映方式のレポート記事に飛ぶようになっています!
※2020年2月時点の情報になります。
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odessa cinemaの感想!
TOHOシネマズの轟音上映に似た強さ
まず体感して、驚いたのが音圧!
低音が物凄い響いてきます…!
体感する前は、迫力のある音ではなく、綺麗な音を出す上映方式だと予想していました。
今まで多くの上映方式を体験してきましたが、TOHOシネマズさんが提供している『轟音上映』というものに非常に近い印象!
オデッサ上映も轟音上映もお腹に響いてくるほどの低音が特徴で、「ドン!ドン!」と低音が響く度に音の力を体全体で感じ取ることが出来ます。
CHECK!【TOHOシネマズ池袋】轟音上映の感想!爆音上映との違いは?
細かい音が聞こえる
今回ボクが鑑賞した「ザ・プロム」はミュージカル映画。
なので、色んな人が歌ったり踊ったりするので、それこそ色んな音が飛び交います。
正直意識しないと気づかないとは思いますが!オデッサ上映は細かい音が良く聞こえました!
上のタンバリンを叩いて歌って踊ってるシーンでは、自宅のサラウンドヘッドフォンではクリアに聞こえなかった「タンバリンの音」がハッキリと聞こえてきたのです。
あのシーンの最中、劇場内でタンバリンの音にわざわざ注目をする人はおそらくいないと思いますが…(笑)
細かい音が聞こえた例としては、上記のようなシーン!
ある会場で多くの人が歌って踊っているシーンなのですが、歌自体の音だけでなく、周りにいる人達のざわつく音がしっかり聞こえてきます。
これらはきっと1つのスピーカーで高域と低域を出し分けているスピーカーならではの特徴なのかなと推測はしています。
上の写真のシーンはめちゃくちゃ良いシーンなので、わざわざメインの歌より群衆のざわつきを聞く必要も心持ちもないとは思います(笑)
ただ何となく聞こえてくる音でもクオリティの高い音で聞こえてきているのが、オデッサ上映の特徴だとは思っています♪
低音が強すぎる…
1番最初に挙げた特徴の「低音の強さ」
これに起因するダメだった点として「低音が強すぎた」
「ドン!ドン!」とウーファーが働くシーンではその低音の主張が強すぎて、どうしても意識が低音に持ってかれてしまうんですよね…
なので映画の世界に没入出来ず、現実の世界に引き戻されてしまうことに…。
これはバランスの問題なのか、もしかしたら好みの問題になるのかもしれませんが、ボクはもうちょっと低音を抑えてくれた方が映画内の音楽を素直に楽しむことが出来たと思います。
事実家のサラウンドヘッドフォンで聞く時の方が違和感なく音楽を楽しめます。
またバランスの悪さを感じる点としては、シアターの建物からで共鳴?している音が聴こえたりもしました。
強烈な音圧を建物がコントロール(吸収)しきれておらず、建物が振動しその音が聴こえてくる感じ。
気づかないなら良いのですが、1度気になりだすともう映画に没入するどころの話ではなくなってきます…
この点はボクの後ろで鑑賞していたカップルの男性が鑑賞直後に「建物から音してたね」と言っていたので、勘違いではないと思います。
そういう面でもバランスの悪さを感じてしまいました。
Twitterの口コミ!
昨日も、WARウォー‼︎はもっと大きいスクリーンでやるべき映画だよね。絵作りもデカいシネコン向きだし、もったいないよね。って話をした。
— 峠 (@touge_88) August 8, 2020
都内はヒュートラ渋谷などのミニシアターなので……でもオデッサ上映の爆音はとてもとても良かった。おすすめ。
ヒューマントラスト渋谷さんの
— くーにゃん(కూన్యం)🥒🇮🇳💕 (@kuunyan_kuntala) July 17, 2020
オデッサ上映、あれはすごい🤣
やり過ぎなくらいの重低音の振動が足元から座席から体中にズシンズシン来るヤバいwww
ウォー‼は爆発シーンも銃撃戦もカーチェイスも盛り沢山だからずっと爆発してる感じwww
ちょっとやり過ぎヒューマントラストさん😂(褒めてる)
WAR ウォー!!、初のオデッサ上映鑑賞。爆音とは違うんだよね…?と思いつつ見たら足の裏からすごい振動が!ダンスシーンの時自分もフロアにいたww凄かった!久々に見たらやっぱりユーチューブだと拾えない楽器の音とかも劇場だと鮮明でこれは本当に劇場で見るべき映画だと再確認。
— のぞみ (@w2ZSfLUNtTrrk7O) August 23, 2020
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ヒューマントラストシネマ渋谷について!
ヒューマントラストシネマ渋谷のスクリーンの座席やフード情報について軽く触れておきたいと思います!
odessa シアター1
・200席(車椅子対応時:197席):コトブキ社製
https://ttcg.jp/human_shibuya/theater/
・デジタルシネマプロジェクター:クリスティ社製
・デジタルシネマサーバー:GDCテクノロジー社製
・音響:リニアPCM 7.1ch
・音響:Dolby SR / SRD / SRD-EX
・音響システム:odessa
・スクリーンサイズ(m):VV 4.9×2.6 / CS 6.3×2.6
odessa cinema オススメの座席!
今回ボクが実際に行ってみた経験を基に、オデッサ上映でのオススメの座席を考察したいと思います!
まずこちらが今回ボクが実際に鑑賞した位置とそこからの見え方になります!
感想としてはスクリーンが視界に収まるので見づらくもなく、視界のほとんどがスクリーンになるので没入感出てくると思います♪
もう少し後ろでも全体を捉えやすくなっていいのかな?と思いました。
続いて後方の前が通路になっている席。
前方が通路の席は足を伸ばせるので、個人的には真っ先に候補に入ってくる位置。
ただ見え方としては遠く感じました。
没入感を大事にしたい人間なので、足を伸ばせるのは良いのですが、もう少しスクリーンを大きく捉えたい所。
そしてそこから導き出されたオススメの座席は
上の赤枠の範囲!
・スクリーンが程よく視界に入り、見やすさと没入感のバランスが良い
これが理由になります。
左右の位置は好みもあると思いますし、前後の位置自体も好みがあるとは思いますので、各位置からの見え方の写真と共に参考として判断材料の1つにしてみてください!
ちなみに座席表だと前後で席が重なっていますが、実際は前列の席の間に後方列の席が入る形になっています。
なので前後の高さがそれほど大きくはないですが、前の人の頭が被ってしまうということは心配しなくても良いと思います。
CHECK!【映画館のいい席はどこ?】見やすい座席/オススメの座席はココだ!
odessa シアター2
・173席(車椅子対応時:172席):コトブキ社製
https://ttcg.jp/human_shibuya/theater/
・デジタルシネマプロジェクター:クリスティ社製
・デジタルシネマサーバー:GDCテクノロジー社製
・音響:リニアPCM 7.1ch
・音響:Dolby SR / SRD / SRD-EX
・スクリーンサイズ(m):VV 5.9×3.2 / CS 5.9×2.5
odessa シアター3
・60席(車椅子対応時:57席):コトブキ社製
https://ttcg.jp/human_shibuya/theater/
・デジタルシネマプロジェクター:クリスティ社製
・デジタルシネマサーバー:GDCテクノロジー社製
・音響:リニアPCM 7.1ch
・音響:Dolby SR / SRD / SRD-EX
・スクリーンサイズ(m):VV 2.9×1.6 / CS 3.7×1.6
フード
フードはこのようになっていました!
「クランベリー&キャラメルポップコーン」気になります…
炭酸飲そしてドリンクはこんな感じ!
尿意との戦いを避けるため鑑賞時は飲食をしないので、お世話になることはほぼないのです…
ただ最近そんなボクに「ポップコーンと尿意」について驚愕の事実を知りました!
その衝撃の事実とは…
『ポッポコーンを食べてから飲み物を飲むとポッポコーンが水分を吸い上げて尿意を催しづらくなる』
皆さん知ってました?!
気軽に見れる家ではマイクポッポコーンと炭酸飲料を飲みながら鑑賞するのに、映画館ではトイレに行くのを避けるため鑑賞中、むしろ鑑賞1時間前くらいから飲食を禁止していたボクには衝撃です。
科学的な実証があるのかわかりませんが、理には適っていそうな考えではあります…
ちなみに衝撃の事実を教えてくれたのは下記のツイートです!
シン・ヱヴァの上映時間で尿意云々で思い出しましたが元映画館バイトマンとしては上映前にポップコーンをモリモリ食べてから飲み物を飲むとポップコーンが水分を吸収して尿意を催し辛くなります。
— かまいるか.mb (@kama_iruka) March 8, 2021
ポップコーンは映画館の収益としては大変ありがたい存在なので皆ポップコーン買ってくれよな!
このツイートをきっかけにポップコーンと映画の関係についての記事も書いたので、興味がある方は是非読んでみてください(笑)
CHECK!【映画館でのトイレ対策!】ポップコーンを食べると尿意が収まる説は本当なのか?
アクション映画とかなら良いかも!
日本初導入の技術や機材を使った音響で映画鑑賞が出来るodessa cinema。
爆発が起きたり、激しいアクションのある作品にはその圧倒的な音圧がマッチすると思います!
Twitterの口コミでも書かれている通り、音量は凄いです(笑)
しかし今回のような音楽映画だと強すぎる低音が全体のバランスを崩しているようにも感じてしまいました。
ただシネコンでは上映されないような作品を上映してくれているので、稀有な作品を上質な音響で鑑賞できるのはオデッサ上映の魅力だと思います。
なにより通常料金で見れますから、見たい作品がオデッサ上映でやっているようならとりあえず飛び込んで見るのがオススメ!(笑)
今回の「ザ・プロム」のように劇場公開が大々的にされない作品を良い環境で鑑賞したい人は、avac座さんのようなレンタルホームシアターを利用するのも良いと思います♪
avac座さんの体験レポートもしているので、興味のある方はそちらもぜひ読んでみてください♪
CHECK!【avac座(アバック座)/感想】レンタルホームシアターの全貌をレポート!
CHECK!お家映画を楽しむために必要なアイテム!実際に使っているのも紹介!
CHECK!【レビュー】AmazonFireStickを使ってみた感想!オススメです!
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