話題作が出るたびに上映されるIMAX上映と4D上映。
貴重な映画体験をどちらの上映方式で見ればいいのか悩む人も多いと思います。
本記事ではIMAXと4D映画の説明をした後にどちらがおすすめなのか言及していきたいと思います!
・IMAXってなに?
・4D映画ってなに?
・おすすめはどっち?
なんて考えている人はぜひ最後まで読んでいってください!
結論だけ先に言うと1回限りの鑑賞ならIMAXがおすすめです!
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IMAXとは?
『IMAX』(アイマックス、英: IMAX)は、 カナダのIMAX社(英語版)が開発した動画フィルムの規格及びその映写システムである。
通常の映画で使用されるフィルムよりも大きなサイズの映像を記録・上映出来る。
IMAXフォーマットで撮影され上映される作品もあるが、通常の映画作品をアップコンバートし、IMAX用の映画館(IMAXシアター)で上映することもある
Wikipedia より
最近よく目にしたり耳にする事も多いかと思いますが、基本的な普通の上映との違いは
通常よりも高画質/高音質であるという事はIMAXの事をよくわかっていない方でも何となくイメージ出来るかと思いますが、最大の特徴は
画角の広さ
にあると思っています!
“スクリーンの横と縦の大きさの比率”、これをアスペクト比と言いますが、通常の映画館だとこのアスペクト比が2.4:1サイズになっています。
これがIMAXになると1.9:1サイズになります。言葉で言ってもわかり辛いので画像を用意しました!
このように通常よりも縦に広い画角で映画を見れるので、より多くの情報をスクリーンから受け取ることが出来ます!
IMAX用に撮影される必要があるのでIMAX用の作品でも全編がこの画角で見れる作品は少ないですが、いざ画角が広がるとその迫力は圧倒的です…!
スクリーン自体の大きさも
通常サイズのスクリーン(比較はSAION上映のスクリーン)よりも大きくなっているので、上下がカットされる事なく1.9:1サイズの画角で見ることが可能。
「高画質/高音質」や「巨大スクリーン」などはIMAX以外の上映方式でも堪能することが出来ますが、この“画角の広さ”は様々な上映方式の中で、IMAXが唯一持っている特徴になります!
ただ注意点として、IMAX上映でも通常の2.4:1の画角のままで映写される映画も多いと言う点があります。
1.9:1の画角で映写するためにはIMAX用の撮影が必要になります。IMAX用の撮影を行っていない作品はIMAXで上映する際、画像や音響の質はIMAX用にグレードアップされますが、画角は変化しません。
その点は注意が必要になります。
IMAXにもたくさん種類が!
一口にIMAXと言っても様々な種類があります。劇場で体感できるタイプだと
・IMAXレーザー
・IMAXレーザー/GTテクノロジー
・IMAXフィルム
・IMAXプライベートシアター
中でも特筆すべきは「IMAXレーザー/GTテクノロジー」。
通常のIMAXの上位互換であるIMAXレーザー。
その更に上位互換にあたるのがIMAXレーザー/GTテクノロジー。
上で説明したIMAXの最大の特徴である画角の広さに更に磨きがかかり、1.43:1サイズというより縦に長い画角で映画を鑑賞することが出来ます!
こちらも画像を用意しました。
このようにより多くの情報を得ることが出来ます。
ただこの画角で見られる作品はIMAX作品の中でも少なく、IMAXレーザー/GTテクノロジーが導入されている映画館も現在(2022年6月時点)日本で2カ所しかありません。
IMAXについての細かい説明やIMAX上映をしている映画館については別の記事で細かく説明していますので、気になる方はそちらの記事を読んでもらえればと思います♪
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4D映画とは?
3Dの更に上の4D映画。その特徴は
・値段は+1,000円~1,200円(3Dの場合+400円)
またよく「映像が3D+様々なエフェクト」という風に考えている方もいると思いますが、映像自体は3Dではなく2Dの場合もあります。座席が動きながらの3Dは酔う人が多発しそう…。。
IMAXと同様に4D映画には唯一の特徴があり、それは上映中に座席が動き、風や水が発生するのは4D映画のみと言う点!
具体的なエフェクトの例としては下記の通り!
上記10種類を超えるエフェクトが映画に合わせて、表現されます。(画像引用:https://www.cinemasunshine.co.jp/4dx/about/)
また最近よく聞くVRというのも別物。あれはゴーグルを被って疑似的にその世界に没入するタイプ。
それを利用して疑似的に「映画館に行って映画館で映画を見ている感覚」で映画を見るVR映画なんてのも登場してます(笑)
4D映画には4DXとMX4Dがある
IMAXと同様に4D映画にも実は種類があります。
1つは韓国の会社が製作した4DX。もう一つはアメリカの会社が製作したMX4D。
基本的には同じ趣旨の上映方式。両社とも映像に合わせて座席が動いたり、水や風が発生します。
ただ厳密にはエフェクトの種類や程度の差があります。
先程上で紹介したエフェクト集は4DXのもの。なのでMX4Dのエフェクトとはまた微妙に種類が違います。
その辺は同じ映画を4DXとMX4Dで見比べた記事がありますので、2つの4D映画の違いが知りたいという方はそちらの記事を読んでみて下さい♪
4DX SCREENXなんて上映方式も!
4D映画の更に上の上映方式として”4DX SCREENX”というものもあります!
4DX SCREENXがどのような上映方式かと言うと名前の通り「4DX」に「SCREEN X」という上映方式が合わさったもの!
4DXは上で説明したとおりの内容ですが、SCREEN Xがどういうものかと言うと正面のスクリーンに加え、左右の壁にも映像が映写される上映方式。
これ物凄い面白い上映方式なので、4D映画が好きな人はぜひ体験してみて下さい!
こちらも別の記事で感想記事を書いていますので興味がある方は読んでみて下さい♪
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IMAXと4D映画の違い!
ここからはIMAXと4D映画の違いについて書いていきたいと思いますが、ここまで読んでくれた方ならこの2つが全然違う事は理解してくれてると思います(笑)
全然違うのですが、改めて違いを表にまとめてみました!
4D | IMAX | |
上映館数 | 4DX : 59館 MX4D : 20館 | 41館 |
追加料金 | 1,000∼1,200円 (3Dの場合+400円) | 500∼700円 (3Dの場合+400円) |
エフェクト | ○ (10種類以上) | × |
画角 | 2.4:1 | 2.4:1 or 1.9:1 or 1.43:1 |
4D映画の最大の特徴はエフェクトの多さ!
4D映画の最大の特徴にして唯一の特徴が「エフェクトの多さ」
4D映画以外に座席が動いたり、風が吹いてくる上映方式はありません!
テーマパークのアトラクションのような映画体験をしたい人は4D映画一択!
IMAXの最大の特徴は「画角」!
IMAXの最大の特徴にして唯一の特徴が「画角の広さ」
IMAX用に撮影された画角の広い映像はIMAXシアターでしか見ることが出来ません!
画角の広い映像に圧倒されたい人はIMAX!
【参考】色々な上映方式の料金
IMAXと4D映画以外の様々な上映方式の値段を表にしました!
気になる方はクリックorタップしてみてください♪
上映方式 | 料金 |
IMAX | +400円~700円 |
IMAX3D | +800円~1,100円 |
ドルビーシネマ | +500円~600円 |
ドルビーシネマ3D | +600円~1,000円 |
4DX | +1,000円~1,100円 |
MX4D | +1,000円 or 1,200円 |
4DX with ScreenX | +1,500円 |
ScreenX | +500円 or 700円 |
ドルビーアトモス | +200円 |
極上音響 | 追加料金なし |
BESTIA | +200円 |
LIVE ZOUND | 追加料金なし |
TCX | 追加料金なし |
ULTIRA | 追加料金なし |
T-LEX | 追加料金なし |
odessa cinema | 追加料金なし |
SAION | 追加料金なし |
※同じ上映方式でも劇場によって、差があるので参考程度にお願いします!詳しくは各劇場の料金をお調べください。
※上映方式名をクリックすると、上映方式のレポート記事に飛ぶようになっています!
※2020年2月時点の情報になります。
基本はIMAXがおすすめ!
どちらにも唯一と言える特徴のある4D映画とIMAXですが、どちらか一方でしか見れないのならオススメしたいのはIMAXです!
その理由はまず4DXは初見時には向いていません(笑)
座席は動き、風は吹き、水は飛んで来るので、映画自体に集中はできません。ましてや字幕作品ならちょっとエフェクトの方が気になってスクリーンから目を背けた隙に、セリフを理解し損ねるなんてことが起こります。
逆にIMAXは画角の大きい画面で見れるので、通常よりも情報量を多く受け取ることが出来、映画自体を存分に楽しむことが出来ます。
またIMAXは2台のプロジェクターを使う事による明るく鮮明な映像と重低音の効いたの音響で楽しめます。
なのでどちらか1回でしか見ることが出来ないのなら、作品を十二分に楽しめるIMAXで見る事がおすすめ!
4Dは2回目以降!
同じ作品を2回目以降で見るなら4D映画はオススメ!
2回目なので既に作品の内容は頭に入っており、その分4Dのエフェクトを楽しむことに脳のリソースを割くことが出来ます。
そして通常の映画体験とは全然違う体験になるので、2回目以降でも新鮮な気持ちで映画を楽しめます♪
ボクは最初4D映画否定派の人間でした。
が、1度体験してみてその面白さに気づかされました。もしためらっている人がいたら決して悪い上映方式ではないので、ぜひ体験してみて下さい!2回目以降で!(笑)
みんなの口コミ!
#トップガンマーヴェリック
— センタ (@UdonsukiMimiu) June 12, 2022
2回目は4DX SCREENX。
音響はIMAXの方が良かった印象ながら、ひたすら楽しめました。
3面スクリーンの没入感がスゴイっす。
空中戦はずっと座席が動きっぱなしで特に熱風とバード・ストライクにビックリ。
そして終盤のクルビット・マニューバにはやはり惚れ惚れする。 pic.twitter.com/iExzD3JO1D
シンウルトラマンを通常・IMAX・4DX・MX4Dで観た私の感想
— ケイ (@kei_pictan_bun) June 17, 2022
通常・IMAX
ストーリーをしっかり理解しつつ各種小ネタも楽しみたい人向け
4DX
ポップコーンぶちまける勢いでウルトラマンに倒されたい人向け
ザラブ汁
MX4D
メフィラスブランコ、お尻が疲れている人向け#シンウルトラマン
#トップガン を4回、仕組みの違うシアターで見た比較。「MX4D」と「4DX」はモーション付きですごく似てるけど、4DXのほうがアトラクション性が高い。どちらも前から3、4列目くらいがいい。「IMAXレーザー」は画質と音質がダントツにいい。前から5列目くらいかな。「ScreenX」の、横の壁まで映像が→
— いたっきい (@itackey) June 16, 2022
『トップガン マーヴェリック』IMAX→4DX(3面スクリーンのScreen X)版と2回観て再認識したけど、このクラスの作品になるとあらゆる揺れ、サブ画面はノイズであり、メインの映像と音こそが最も雄弁。
— さめぱ (@samepacola) June 11, 2022
4dx screenXで見るトップガン楽しすぎた。3面スクリーンの没入感ヤバい。
— しろくま(´(ェ)`)次は夏コミ (@unlimited_artx) June 18, 2022
IMAXも見たけどどっちもあり。というかIMAXと4dxの為にある映画だよこれ。
トム様のサイン展示されてて更に胸熱…
#gdcsIMAXで胸熱トップガン pic.twitter.com/PngR1C8fMG
欲しい要素に合わせて!
ここまで4D映画とIMAXの説明をしてきました!
基本的にはどちらも唯一無二の特徴のある上映方式であり、どちらも良い上映方式なのは間違いありません。
ただ1回きりの機会をどちらかの上映方式で見なくてはいけないのなら、そこはIMAXで良いと思います。
その作品自体をしっかり味わいたい初回はIMAX、作品以外の楽しみを味わう2回目以降は4D。
このように上手く使い分けをしてより良い映画体験に繋げて貰えればと思います!
・2台のプロジェクター上映で明るい!
・スクリーンが大きい!
・迫力のIMAXサウンド!
・追加料金は500~700円!※3Dの場合更に400円