川崎にあるチネチッタという映画館の【LIVE ZOUND】という上映方式を体験してきました!
LIVE ZOUNDとは、簡単に言うと「ライブを手掛ける音のプロたちが調整した音響での映画鑑賞」になります!
映画における『音の力』を感じられる良い上映方式でした^^
本記事では空の青さを知る人よをLIVE ZOUNDで鑑賞してきた感想を書いていきたいと思います♪
・LIVE ZOUNDに興味のある方。
・良い音響で映画鑑賞をしたい方。
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チネチッタについて。
チネット(ネットチケットの受け取り)
シアターは2階にありますが、インターネットで予約したチケットは1階のエスカレーター前にで受け取り可能です!劇場の外に受け取り場所があるのは新鮮!
また当日のチケット販売も1階にありますので、そちらで購入可能です♪
詳しくはコチラから!
売店
フードメニューが多い!定番のポップコーンに加え、クロワッサンなどもありました。
また2階の入口には「ララカルーソ」というサンドイッチ専門店もあります!もちろん持ち込み可能♪
・チネチッタ売店の詳しいフードメニューはコチラから!
・ララカルーソさんのメニューはコチラから!
グッズストア
グッズストアは劇場からは別のスペースにあります!
正面のエントランスを出て、右に下っていけば右手に見えてきます♪
店内は広々としていて、グッズも豊富でした。
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【LIVE ZOUND】について!
LIVE ZOUNDとは。
チネチッタの超シネマサウンドシステム。
http://cinecitta.co.jp/livezound/
ライヴプロデュース集団クラブチッタと手掛ける最新鋭のハイエンド音響装置。
音の職人が映画一作一作を、最適な音で調整し、その魅力を最大限に引き出します。
全身を包む弩級の重低音から、雪の舞音も逃さない広音域の表現が可能。
観客を心地よい新たな音の世界へと誘い込みます。
『LIVE ZOUND』はチネチッタさんが手がけてきた「LIVEサウンド」という従来の音響方式にサブウーファーの増設を行い、ライブハウスさながらの大迫力な重低音の演出を可能にした上映方式の進化版になります!
『音を聴くというより見せたい』という願いで作られたLIVE ZOUND。
どのくらいの迫力なのかと言うと
このLIVE ZOUNDで鑑賞した聴覚障害のある方が
『耳が聞こえなくても体で感じることが出来る。映画館にあるただの空気が響きと振動を伴った立体感ある空気に変わる』
と言うほどの迫力だそう
※この川崎の片隅で体感した映画音響革命「LIVE ZOUND」【中編】
一体どのような機器を使って、更なる音の進化を生んでいるのでしょうか。
拘りの音響機器!
Dolby lake
ライブプロセッサーとしての最高峰、『Lakeデジタルオーディオプロセッサー』。
チネチッタHPより
高質なコアプロセッシングパワーと、高度なアプローチで音をコントロールし、最適な状態を作り上げます。
次世代を切り拓く、最も進んだハイクオリティーなスピーカープロセス能力を備え、最音響空間を描きます。
パワーアンプD80
高出力密度パワーアンプ、音の心臓部として新たな鼓動を出力。
チネチッタHPより
4チャンネルハイパワーアンプでラウドスピーカーの設定と新機能を提供するため、DSPを内蔵したハイクオリティーなアンプ
ラインアレイ・スピーカー
d&b audiotechnik社 V-series導入のワールドクラス、高品質サウンドリインフォースメント・3ウェイラウドスピーカー。
チネチッタHPより
LIVE ZOUNDの明確な鍵となる、非常に明瞭で繊細なオーディオ性能と全体に澄み渡る均一な音声の特性と、ダイナミックなレンジ、圧倒的なパワーを放出します。
※サウンドリインフォースメント(通称SR 音質補正、音声補強)
d&b audiotechnik社ラインアレイV8を4台+V12を2台を合わせた6台を左と右と中央(計18台)に設置しているそうですΣ(・□・;)
このラインアレイはイオンシネマやBESTIA上映などで採用されている「VIVEオーディオ」と見た目が似ていますね。
おそらくもたらす効果も似たようなものなのでしょう。
J-SUB WOOFER
3台の18インチ高偏位ドライバーを搭載、2台を前方に1台を後方に向けて取り付けた2ウェイバスレフ設計。このアプローチによって、システム後方から回り込むエネルギーを減少し、低域の反射を大幅に減少することで極めて正確な低域再生、重低音を提供します。
チネチッタHPより
こちらのサブウーファーはスクリーン下に4台設置しているとのことですΣ(・□・;)
xS-series 10S
d&b audiotechnik社製、ハイパフォーマンス2wayラウドスピーカー。バイアキシャルという設計のもとに音の密度感を高め、音の正確なコントロールを可能としています。
チネチッタHPより
こちらのスピーカーを、CINE8スクリーンの左側8台、右側8台、後ろに6本の計22台設置。
新感覚のサラウンドと、高品質なサウンドをお楽しみください。
メーカー名の良し悪しはわかりませんが、上記の通り拘りの機器を物凄い数シアター内に設置しています。
その迫力に拘るがあまりに『マッドマックス』の上映時には、下にある別のスクリーンにまで振動が伝わったそうです。
更に驚くべきはその対処。普通なら他のスクリーンに干渉しないレベルにまで音を下げると思いますが、チネチッタの社長さんは音を下げない判断をしたそうです(笑)
音は下げない。その代わりに影響のでるスクリーンのお客さんに対してドリンクのサービスクーポンを配ったそうです。
その当時のお詫びの言葉がこちら。
この音響システムは既存の映画音響を脱し、今までにない映画音響…つまり映画音響革命を目指しております。
この目標に邁進し今回の『マッドマックス~』では、劇場爆裂の一歩手前の正に狂気の音響空間を実現させた為、振動や重低音の影響が発生する可能性がございます。お詫び申し上げますと共に、何卒ご理解を賜れればと存じます。
なおこの度、チネ8の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と同時間帯にチネ1、チネ2、チネ3で映画をご鑑賞のお客さまにつきましては、心ばかりではございますが、この映画音響革命へのご参戦のしるしといたしましてご入場時にドリンク(Mサイズ)のサービスクーポンを配布させて頂きますので、どうぞご利用下さいませ。
そこまでの覚悟で映像音響に革命を起こそうとしているのが、川崎チネチッタの「LIVE ZOUND」ということになります…!
参考:この川崎の片隅で体感した映画音響革命「LIVE ZOUND」【後編】
3つのタクティクス
LIVE ZOUNDでは3つのタクティクスという作品に合わせた音響調整がされます。
その3つというのが
harmonics(ハーモニクス)
音響映画・ミュージカルに適した調和重視型の調整。
hard core(ハードコア)
劇場が狂震(きょうしん)する超迫力重視型の調整。
hybrid(ハイブリッド)
ハーモニクスとハードコアの良いとこどり、大迫力と調和を兼ね備えた万能型の調整。
この3つの調整によって、LIVE ZOUNDという上映方式の中でも幅が出てきます。
さらに「ハイブリッド上映」と「ハードコア上映」など複数のパターンで上映される作品もあります!
映像にも拘る!
2019年9月20日から「CHRISTIE社」製の最新RGB4Kレーザープロジェクターを導入しています!これによりより高輝度・ハイコントラストの映像表現が可能になりました!
「CHRISTIE社」のレーザープロジェクターといえば、「BESTIA」や「ドルビーシネマ」の「Dolby Vision」もこの「CHRISTIE社」のレーザープロジェクターを使っています。
今回チネチッタで採用になった「CP4330 RGB」を調べたところ、コントラスト比は【6000:1】と記載されておりました。
これは「Dolby vision」には及びませんが、「BESTIA」のスクリーンと同じ数字となっています。
明るさの指標は28,000ルーメンということですが、こちらの数字を基に他のスクリーンと比較はできませんでした。
おそらくですが、「BESTIA」のスクリーンに近いスペックのものと想像できます。
「BESTIA」も十分に綺麗な映像でしたので、LIVE ZOUNDの音響にハイクオリティな映像というより高スペックなシアターにレベルアップ!
参考:https://www.christiedigital.com/en-us/cinema/cinema-products/digital-cinema-projectors/christie-cp4330-rgb
「ドルビーシネマ」と「BESTIA」については下記からどうぞ!
値段は据え置き!
通常料金
3D料金
LIVE ZOUNDは追加料金なし!
これはありがたい^^
上映方式 | 料金 |
IMAX | +400円~700円 |
IMAX3D | +800円~1,100円 |
ドルビーシネマ | +500円~600円 |
ドルビーシネマ3D | +600円~1,000円 |
4DX | +1,000円~1,100円 |
MX4D | +1,000円 or 1,200円 |
4DX with ScreenX | +1,500円 |
ScreenX | +500円 or 700円 |
ドルビーアトモス | +200円 |
極上音響 | 追加料金なし |
BESTIA | +200円 |
LIVE ZOUND | 追加料金なし |
TCX | 追加料金なし |
ULTIRA | 追加料金なし |
T-LEX | 追加料金なし |
odessa cinema | 追加料金なし |
SAION | 追加料金なし |
FLEXSOUND | +200円 |
応援上映 | 追加料金なし |
※同じ上映方式でも劇場によって、差があるので参考程度にお願いします!詳しくは各劇場の料金をお調べください。
※上映方式名をクリックすると、上映方式のレポート記事に飛ぶようになっています!
※2020年2月時点の情報になります。
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体感した感想!
スクリーンについて。
スクリーンは大きく感じました!
先日オープンになった丸の内ピカデリーのドルビーシネマと大体同じ。
入った瞬間に「でかっ!」って感じたので、十分な大きさだと思います♪
画質自体は特に驚くことはなかったかな?
普段からドルビーシネマやBESTIAなどで鑑賞していたり、今回の上映方式も「RGB 4Kレーザー」という上映方式がある中での「RGBレーザー」という方式でしたので、スクリーンのポテンシャルとしてはもう1段階上があると考えた方が良さそうですね!
なので画質は綺麗ではありましたが、普段からドルビーシネマなどで映画を鑑賞している方なら驚くことはないと思います!
映像だけならドルビーシネマがいいかな…!
【LIVE ZOUND】の音響
本題のLIVE ZOUNDの感想に入ります!
「空の青さを知る人よ」は3つのタクティクスのうちの「ハイブリッド」方式での音響調整でした!
結論を先に言うと
「この1曲!」みたいな代表曲のある作品を鑑賞する際にはかなりオススメ!
細かい感想としては、物が落ちたりしたときのサウンドエフェクト(SE)が物凄いクリアに聴こえてきました。
サラウンド感もIMAXよりはあった気がします。
劇中登場人物たちの会話よりもむしろSEが異様にクリアに聴こえてくるので、最初は違和感を…
また作品の主人公の女の子がベーシストということで、ベースを弾くシーンが何回かありますが、ベースの低音が凄い響いてきます!これは良かった♪
どういう調整をされているかわかりませんが、演奏シーンだけ音響のレベルが変わる気がします(笑)
なので、異様にクリアに聴こえてくるSEと合わさって、音響やBGMが仕事をするたび、最初は「うおっ!」と意識がスクリーンから音響に持っていかれました。そういう意味ではバランスの若干悪さも感じました。
ただ中盤から後半!
お話が盛り上がってきたり、劇中のキャラクターへの感情移入が深くなってくると話は変わっていました…。。
良いBGM・良い音楽の持つ抵抗不能の感情の揺さぶり。この力がLIVE ZOUNDの力で増幅!
序盤は
『ちょっとLIVE ZOUNDの力強すぎて、バランス悪くない?』
なんて思っていましたが、ここぞの場面にかかるBGMと音楽シーンではその力をフルに発揮!もう感情揺さぶられまくりでした
例えると
【今まで敵対していた強敵が味方になって、その力をいかんなく発揮して無双してくれる高揚感!】
LIVE ZOUNDは敵ではないですけど、そんな気持ちになってました(笑)
「細かいこと気にしなくていいから、本気でやって!!」って気持ちに(;^_^A
個人的には「音が凄い目立つ」上映方式だと感じました!
序盤はそこに違和感を感じましたが、通して考えてみると。。。
音が目立つからこそ、映画における音の力を「これでもか!」と再認識させてくれる上映方式!
今回鑑賞した「空の青さを知る人よ」のテーマ曲のあいみょんさんの「空の青さを知る人よ」は予告聴いた時にドハマりしてしまった曲で、劇中で流れてきた時は、幸せでしたね。。
これが通常価格でいいなんて…。。
SEがとてもクリアに聴こえて、会話などは普通なのでそのバランスに違和感を感じるかもしれません。
しかし、映画作品の中に「この1曲!」などがある作品の場合、LIVE ZOUND良いと思います!
「この1曲!」を最大限にエモーショナルなものにしてくれると思います♪
座席について。オススメの座席。
LIVE ZOUNDのあるCINE8はこのような感じです!
綺麗で広い!
今回ボクが鑑賞した席はK列の真ん中!
見え方は上の写真の通りです。視界に対するスクリーンの収まり具合は見やすくてちょうどいい気がします。
もうちょっと前で迫力・没入感を求めてもいいのかな?とも思いました!
後ろのブロックの最前列・G列の真ん中からの見え方はこんな感じ!
視界にスクリーンがちょうど納まる感じ。こういう席は前方に席がないのが足を伸ばせていいですね♪
多少見上げる形になりますが、この位置も良いと思います!
総合的に考えて上の範囲が個人的にオススメしたい座席です!
参考にしてみてください^^
CHECK!【映画館のいい席はどこ?】見やすい座席/オススメの座席はココだ!
BESTIA上映との比較
ボクが個人的に音のクオリティが1番良いと思っているシネマサンシャインさんの「BESTIA」上映。
「もののけ姫」をBESTIAとライブザウンドの2つで鑑賞しての感想です。
・ライブザウンドの方が音の迫力がある。
・BESTIAの方が音の響きがあって、余韻がある。
こんな風に違いを感じました!
「もののけ姫」はBESTIA上映の醍醐味であるドルビーアトモスに対応していないので、BESTIAの能力を十分に発揮しきれていない部分もあると思います。
ただ「もののけ姫」の上映に限れば、ライブザウンドのほうが力強くて個人的に好きでした♪
CHECK!【BESTIAとは】IMAX・ドルビーシネマとの違いと感想!
Twitterでの反応!
4DX見てたらLIVE ZOUND行きたくなった。やはり普通の音響ではもう満足出来ない体になってしまった……レーザー導入してからはまだ行ってないしな!
— 沖田 (@okizum) October 23, 2019
空青、音響比較するとアクティブなチネチッタLIVEZOUNDとバランス良い幕張ULTIRAという感じ。演奏シーンはチネチッタに分があるけど、音楽堂裏のあかねと慎之介の会話など落ち着いたシーンは幕張の方が合っていたかな。
— Yoshi_せんしゃぶ!連載中 (@Yoshikun21c) October 24, 2019
あとチネチッタ4KレーザーLIVEZOUNDプロメア感想
— すもっぐ (@mo_prma) October 22, 2019
・知らない色がある
・今まで分からなかった炎の中の線が見えた
・聴こえずらかった音が聴こえる
・声量とBGMゴリゴリ勝負。音がめっちゃ良い。めっちゃお腹に響く。ズンズンしてた
・BGMがLIVEみたいでめっちゃ聴きやすかった
・プロメアはすごい
チッタのLIVE ZOUND、MOVIXの爆音、ウルティラって見たけど、個人的にはLIVE ZOUND>爆音>ウルティラかな🤔
— よーちん (@yo_chin11) October 21, 2019
ウルティラだけ通常上映で見てないから通常上映で見たら感じが違うかもだけど😂
あと2回はLIVE ZOUNDを!
初めてのLIVE ZOUND鑑賞でしたが、音の力が際立つ上映方式だと感じました!音のクリアさ・低音の響き・強弱をつけた音の演出・ここぞという時の楽曲のパワーは凄かった!
今回は【ハイブリッド】での鑑賞でしたが、残りの2つ【ハーモニクス】と【ハードコア】調整での鑑賞、特に【ハードコア】は体感してみたい!
おそらくハードコアはアクション系の作品になるとおもいますが、下のスクリーンにまで響いた音の力を体感してみたい…!
爆音上映と聴き比べするのも楽しそうです^^
同じ作品を別の上映方式で試していないので、説得力に欠ける部分があったかと思いますが、追加料金もないですし、体感する価値はあると思いますよ^^
【空の青さを知る人よ】が「極上音響」か「BESTIA」あたりで上映されていたら、また比較した感想を追記したいと思います♪
おわり!
コチラも読まれてます!
・LIVE ZOUNDとは。
・LIVE ZOUNDを体感した感想。