\最新モデル「4K MAX」登場!/
映画好きな人ならもうお馴染みのIMAX。
そのIMAX社からまた新しいコンテンツ技術、【IMAX ENHANCED(アイマックス エンハンスド)】が発表されました!
IMAX ENHANCEDの発表自体は前から行われていたのですが、今回日本での準備が整い、本格的なサービスが2019年11月から始まり、2021年11月12日にはディズニープラスでの対応も発表!
IMAX ENHANCEDは何かというと、映画館でしか体験できないIMAX体験を家庭でも体験できるようにする技術・サービスのこと!
本記事ではIMAX ENHANCEDの概要や必要なものを書いていきたいと思います!
・最新の技術が知りたい方。
・実際のIMAX ENHANCEDの映り方を見たい方。
・ホームシアターに興味がある方。
CHECK!【IMAXとは?】IMAX・IMAXレーザー・IMAXレーザー/GTテクノロジー それぞれの違い!
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この記事の目次
IMAX ENHANCED(アイマックス エンハンスド)ってなに?
IMAX Enhancedは、IMAXおよびDTS®による新しい認証・ライセンスプログラムです。
SONY 公式サイト ニュースリリースより
4K HDRの画質、色彩、音質などIMAXが要求する数多くの厳格な性能基準を満たした認証機器とコンテンツを組み合わせることで、あたかも劇場で作品を鑑賞しているかのような視聴体験ができます。
簡単にいうと
「劇場だけでしか体験できなかったIMAXが家庭でも楽しめるようになるコンテンツ」
すごい…!ついにIMAXが家で見られるようになるなんて!
CHECK!【完全網羅!】IMAXのある映画館一覧!地域別まとめ!
IMAX Enhancedの話は2018年の9月頃に発表がありました。
IMAX社と、様々な音声技術をもち映画館の音響でもお馴染みのDTS社がパートナーを組み、数年前から『クオリティを損なうことなく、如何に家庭でも体感できるようにするか?』と取り組んできたようです。
現在IMAX Enhancedのパートナー企業には、IMAXとDTSに加えて、
・ソニー
・デノン
・マランツ
・ARCAM
・ONKYO
・パイオニア
・ソニーピクチャーズ
・パラマウント
・ALLION
・BluFocus
IMAX Enhancedは新しいライセンス、および認定プログラムのこと。
・テレビ
・プロジェクター
・サウンドバー
・AVアンプ
そして、これらの製品には最適化された「IMAXモード」が搭載されるそうです。
今年開催された東京コミコンでIMAX ENHANCEDの体験会が開かれていたそうです!
ボクも参加しましたし、TSUTAYAさんのブース付近は結構ウロウロしてたのに、全く気づきませんでした…
体験したかった…
CHECK!【東京コミコン2019/感想!】ゲスト・チケットなど解説!
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IMAX Enhancedは何が違う?
映像について
IMAXのカメラで撮影、またはIMAXシアター向けに特別にフォーマットされたIMAX Enhancedタイトルには、家庭用向けの拡大アスペクト比が含まれ、ユーザーはテレビに映像をより多く表示できるメリットがあるそうです!
ここでIMAXのことに精通している人が思うであろう疑問が1つ。
『IMAXの画角で見られるということは「1.43:1」の画角で見れるの?』
この質問に対する答えは…『YES!!』
なんと1.43:1で見られるそうです!
詳しい情報はわかりませんが、DTSの親会社・XPERI(’17年2月にTESSERAホールディングスから社名変更)で、Chief Products & Services Officerを務めるGeir Skaaden氏がインタビューでそう答えています。
参考:’19年、IMAXがフルサイズで家庭に来る!?「IMAX Enhanced」詳細を聞いた
そうするとテレビのサイズ的にどう映るのか、専用のテレビやスクリーンが必要になるのかなど疑問は残りますが、対応の方向に動いているのは確かです!
ちなみにIMAX Enhancedに対応していないテレビでIMAX Enhancedコンテンツを視聴しても問題はないそうです!
しかしIMAX Enhanced対応のテレビで視聴すると、よりハイクオリティな映像が楽しめるとのこと!
「1.43:1」はサポートはするけど…?
「1.43:1」の画角に関しては、別の記事でさらに詳しく言及されていたので、引用したいと思います!
IMAX シニア・バイスプレジデントの「ブルース・マーコウ」さんへのインタビューになります。
--昨年にインタビューを行なった際、IMAX Enhancedコンテンツはアスペクト比1.43:1の画角もサポートする、という回答でした。本当にサポートするのか、改めて確認させてください。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1217038.html
マーコウ:どのようなアスペクト比で作品を提供するかは、スタジオとフィルムメーカーの判断次第です。ご存じだとは思いますが、1.43:1を採用する作品はクリストファー・ノーラン監督の映画など、ごく一部の作品に限られます。
それに、1.43:1を16:9のディスプレイ画面でそのまま表示すると左右に大きな黒帯を付けることになり、イメージサイズが小さくなります。それよりは、1.90:1や1.78:1、または16:9のアスペクト比で、ディスプレイ全体をできる限り埋めることが重要と思います。
--オリジナルのアスペクト比を最重要視するわけでは無く、あくまで基本は16:9のディスプレイで大きく表示できるように微調整(カット)するということですね?
マーコウ:そうです。もちろんスタジオが1.43:1のアスペクト比でやりたいということであれば、サポートはします。
音響について
DTS音声は、UHD BD/BDにも使われているオブジェクトオーディオ技術「DTS:X」が採用されているとのこと。
DTS:Xそのものの技術に変更は無いそうですが、IMAX劇場の音に近づけるために、機器で「IMAXモード」を選ぶと低音がより強調されるチューニングになるそう…!
AVアンプの「IMAX Enhanced」対応基準には、9.1ch以上などの条件があるそうです。
この画像みたいな音響機器が自宅にあれば、映画見るのが凄く楽しくなりそう!今ボクの家はかなり昔の5.1chのサラウンドシステムなので、世界がまた変わるんでしょうね…
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IMAX Enhancedに必要なモノ。
対応テレビ
テレビのIMAX Enhanced対応基準の基本としては、65インチ以上が条件になっているそうです。
しかし「国や地域の状況によって判断する」こともあるそうで、日本の場合はSONYのブラビアが49インチでも基準をクリアしています!
サイズ的にはまだ手が出しやすくて、安心…(笑)
ただ4Kテレビの場合、IMAX Enhanced認証が得られるものは、全4Kテレビの中でも15~20%程度のこと。
IMAXの高い品質を保証するために基準は高く設けられるみたいですね。値段もそれに併せて、高くなりそうです(;^_^A
現在IMAX Enhancedに対応になっているテレビは
「BRAVIA A9G」「A9F」
【液晶テレビ】
「BRAVIA Z9F」「X9500G」
有機ELテレビで55型の場合、20万円越のモデルになっています。
こちらの液晶テレビの場合は同じ55型でも15万円程度になっていたので、こちらの方がお買い求めはしやすそう!
値段は各自で再度確認をしてみて下さい!
対応コンテンツ
IMAX Enhanced対応の配信コンテンツは現在『TSUTAYA DISCAS』が独占配信しています!※2021年11月12日よりディズニープラスでの配信も決定!
上の画像のようにTSUTAYA DISCAS内の対応コンテンツには【IMAX ENHANCED】の表記!
料金は都度課金型になっており、1作品770円(税込)となっています。
TSUTAYA TVの月額料金が933円(税別)でかかり、IMAX ENHANCED作品を見るのに+770円がかかるとなると、なかなかの出費に…
消費者の反応を見て、都度課金型から定額見放題型での提供も検討していくそうなので、そこは値段も含めて期待したいですね♪
スタート時は5作品からですが、年内(2019年)には20~30作品まで増やしていきたいそうです♪
また日本ではあまり見かけませんが、ディスクでの対応もしているそうです♪日本はまだかもしれません…!
TSUTAYA DISCASについては別の記事で解説しているので、気になった方は読んで見てください♪
CHECK!【TSUTATA DISCAS/TV】入会・登録~解約まで!お試し体験アリ!
対応AV機器
日本国内ではIMAX ENHANCED対応のAVレシーバーの展開は一足早く行われていたそうです。
それが今回ついにTSUTAYA TVによるコンテンツの配信と対応の認証テレビが出てきたことで、ついにIMAX ENHANCEDの音響が体験できるまでになりました♪
より広い低音や深みのある音など、劇場の音声を忠実に実現しているとともに、ユーザー側では何もする必要がなく、特別な調整などからも解放されているのも嬉しいですね
対応機器の値段を調べてみると、15万円くらいで買えるものもあるみたいです…!
ディズニープラスの配信について!
ディズニープラスでもMCU作品13作品のIMAX ENHANCEDの対応が発表になりましたが、疑問が1つ…
対応機器を準備していないと見れないのでは?
ここまででも説明してきた通りIMAX ENHANCEDに対応するには専用のハイクオリティの機器が必要となっています。
この点に関して、ディズニープラスの説明では
全ての対応デバイスで利用できる。
つまりディズニープラスが見れるなら見れる!ということ…?(笑)
気になるこの「対応デバイス」についても調べてみると
上記に当てはまるデバイスをお持ちの方はIMAX ENHANCEDを見れるとHPの説明を見る限りでは受け取れます…!
そうなると皆見れちゃいそうですけど、本当なんですかね(笑)
いきなりハードルが低くなりすぎて、まだ疑心暗鬼…。
これに関しては続報or実際に体験してみてまたお知らせしたいと思います!
確認してみました!
と言う事でどうなるのか実際に確認してみました!
コチラがIMAX ENHANCEDに対応していないアイアンマン2の映像!
慣れ親しんだ上下の黒帯があります!
こちらがIMAX ENHANCEDに対応している「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の映像!
確かに画角が広くなってる!
この映像を見る為にしたことは
・新しくディズニープラスを再インストールして
・再ログイン
しただけ!
テレビ自体は2∼3年前くらいに買ったTOSHIBA「REGZA」の49型で4K再生には対応していますが、最新の高級モデルと言うわけでもありません!
ちなみにパソコンのサブディスプレイで再生した時も
このように画角が大きくなって再生されます!
画質こそ高くはないものの、もう手軽に広い画角で見れるようになったんですね…!
念のためディズニープラス以外でIMAX ENHANCED対応作品を見るとどうなるのかも気になったので検証!
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」をU-NEXTで購入して見比べてみました!
すると…
こんな感じ!
こうやって見比べると画角が大きいほうが没入感上がりますね!やっぱり黒帯邪魔(笑)
ディズニープラスは
とにかく広い画角で見れる=IMAX ENHANCED
という意味合いで名前を使っているように思います。
なので、上で説明した
画質、音響のクオリティを担保するIMAX ENHANCEDという規格
とは正確には意味合いが違うのかなと。
現にボクのサブディスプレイは4K対応していませんし、4K出力も出来ているかも定かではありません。この状態で当初のIMAX ENHANCEDの規格水準に達しているとは到底思えません(笑)
ただひとたび
4K画質+IMAX ENHANCEDの広い画角での映画視聴
になると
「今まで見てた家での映画視聴は何だったんだ」
って感じるくらいの凄さはあります!(笑)
今まで月額料金+別途料金が必要だったIMAX ENHANCEDがこんなに簡単に見れるようになるとは…
ディズニープラス恐るべし…!
Twitterでの反応!
TSUTAYA TVのIMAX ENHANCEDでスパイダーマンの最新作を見てみる。発色は映画らしいし綺麗だけど映像にイマイチ精細感がないような。映画だから?(๑╹ω╹๑ )
— (○´ω`○)ゞ (@ToshIYk) December 12, 2019
HDだったりしないよな。IMAX DTSという表示だけど。
そういやIMAX Enhancedを体験したけど
— あべんたドール (@AventaLp224) December 9, 2019
あれはIMAXしとった(語彙力)
ウーハーから風が出まくりでわろた
一人暮らしには向いてないなあれは
日本でIMAX Enhancedを楽しめるご家庭があるのだろうか?
— n cinema (@mr_n_cinema) November 2, 2019
20万円以上のソニーのテレビと30万円のDENONのAVアンプ、13個(7.2.4)のスピーカーで110dBの大音量の音響を鳴らせる部屋。
→日本初「IMAX Enhanced」映画配信を’19年内開始。TSUTAYA TVで(AV Watch)https://t.co/w8OZllNxBm
「一部のIMAXフィルムで撮影された1.43:1の画角シーンも、IMAX Enhancedコンテンツとして提供されるのか?」
— こう📦 (@kou_sw_IMAX) December 19, 2018
「YES」 pic.twitter.com/cJerddKp95
とんでもねぇ待ってたんだ‼
— りゅうのすけ@映画/シンエヴァ多め (@ryunosuke3000) January 12, 2020
MCUなどのUHDブルーレイを買うならIMAX® Enhancedの本格登場を待ったほうがいいかも!
IMAX® EnhancedはIMAXとDTSが認証した
「家庭でIMAXが楽しめるコンテンツ」です!
今までIMAX劇場以外は門外不出だったIMAXサイズのスケールが今年から家で楽しめる日がやってくる!! pic.twitter.com/UrzjyFmyo9
【番外編】IMAXプライベートシアター
自宅でIMAXを見たい方には朗報!
IMAXを手掛けるIMAX社は自宅でIMAX映画が見られるIMAXプライベートシアターの販売をしています!
・3D対応4K対応プロジェクター2台。
・サウンドシステム。
・座席は値段により7名~40名まで。
気になるお値段はスタンダードモデルタイプで4000万円!(笑)
75㎡のスペースの確保が必要とのこと!
さらにプラチナモデルでは40名までの収容が可能になり、そのお値段は1億円と大台を突破!
上映作品は映画館で上映している最新作の配信を受けるため、都度課金が必要とのこと…!
ちなみにお手頃(?)なプランとして2,000万円で購入できるプランもあるそうです!
中国や中東では好調な滑り出しをしたというから凄いですよね…(笑)
IMAX Enhancedの値段にたじろいでいた自分は何だったのか…。。
参考:https://japanese.engadget.com/jp-2016-06-29-4000-imax.html
またホームシアターをレンタルしてくれるお店もあったりするので、ホームシアターに興味のある方は下記の記事を参考にしてみてください!
CHECK!【avac座(アバック座)/感想】レンタルホームシアターの全貌をレポート!
いつかIMAX ENHANCEDを…!
IMAX ENHANCEDについて記事にしてきましたが、いかがだったでしょうか?
まだ情報量も少なくボク自身も体験したわけではなく、調べながらでしたので情報の曖昧なとこもあったかと思いますm(_ _)m
ぜひIMAX ENHANCEDを体験してみたいですね♪
テレビとAV機器で40万弱あれば、体験できる環境が整いそう…!
うん、ボクはしばらくは手が出せないです^^
早く技術が発展して、安価になってほしいものです(;^_^A
でも、そうしているとまた新しい技術が開発されて、またその新しい技術が欲しくなったりするんでしょうね…(笑)
いつかは体験したい…!!
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