「萩原みのり」さんという女優さんは皆さんご存知でしょうか?
ボクはドラマ「I’s(アイズ)」という作品に出ていた萩原さんを見て、ファンになり色々出演作品を見るようになりました!
その過程で真逆と言っていい性格の役柄を演じる萩原さんを見て、「演技」と「知名度・イメージ」の関係性について考えるように…!
本記事は
・「演技」と「知名度・イメージ」の関係性について語り
・最後にまた萩原みのりさんの魅力を語って着地する
萩原みのりさんや「演技」と「知名度・イメージ」の関係性とはなんぞや?って思った人は読んでいってくれたら嬉しいです!
長いですけど…(笑)
萩原みのりさんについて
プロフィール
地元の名古屋でスカウトされ、芸能界入り。自身はプロの新体操選手になるのが夢だった。
wikipedia より
幼少時代からトレーニングを重ね、中学も新体操の強豪校へと進学するが、体を壊して夢を諦めていた時にスカウトされた。
スカウト当初は芸能界は別次元の世界だと思っていたが、演技レッスンを受けていく中で女優の道で生きていくことを決心する
スポーツをやっていたけど病気・ケガのせいで違う道を模索する姿はボクの大好きな「恋は雨上がりのように」の主人公あきらと境遇が似ています。
あきらの場合はアキレス腱のケガで陸上を離れます。
映画「お嬢ちゃん」で背中のケガで新体操を諦めたとの話がありましたが、あの映画の性質上きっと萩原さん自身も背中のケガで新体操を諦めたのかな?と推測していますΣ(・□・;)
CHECK!『恋は雨上がりのように(アニメ版)』感想とオススメしたい5つのポイント!
出演作品!
Twitterでの反応
I’s見ると、萩原みのりのファンになるよ
— HEROヤス (@heroyasu1) January 5, 2020
萩原みのり主演映画「お嬢ちゃん」を鑑賞。こんなにまっすぐで素直な人物をみたことない。萩原みのりの新しい一面をみた。強くて弱い役柄がすごくよかった。
— 森ガキ侑大 (@morigucky) October 11, 2019
二ノ宮隆太郎監督『お嬢ちゃん』。幾つもの台詞が(良い意味で)流れ去っていって、幾つもの表情が脳内にこびりついて離れなくなって、不器用ででも愛しくて仕方がない映画だった。こんな脚本が書ける二ノ宮監督も、それを体現出来てしまう萩原みのりさんも恐ろしい…。 pic.twitter.com/MOAMBAlgZ5
— 宇賀那健一/『魔法少年☆ワイルドバージン』1月11日~池袋シネマロサ、『転がるビー玉』1月31日公開 (@KenichiUgana) November 11, 2018
出演作品「I’s」と「お嬢ちゃん」を見て。
「I’s(アイズ)」 磯崎泉
萩原さんの演技を初めて見た作品と役がこの泉ちゃん役です!
「I’s」は原作マンガが昔週刊少年ジャンプで連載されていました。
原作知らない方の為に簡単に説明すると
これが完璧な再現だったと思っています。
ビジュアルもさることながら、演技凄い…!
想像した『泉ちゃん』が画面には映ってました。
『この人一貴役の俳優さん本当に好きなんじゃない?』
と思うほど。
恋愛作品を撮る上で当たり前のように思うかもしれませんが、そこまで思わせてくれるお芝居を思い出そうにも他に出てこないんですよね。
I’sというマンガは主役が一貴という男なので
『一貴の心が4人のヒロインによってどう動いていくのか?』
ということにフォーカスしがちですが、実際大事だと思うのは
『一貴の不安定な気持ちに振り回される4人のヒロインの心』
だと思っています。
劇中も一貴の心は一貴自身が語ってくれます。
なので、真に思いを馳せるべき部分はヒロインたちの心の動き。
決して語られないヒロインたちの心の動き。
そこを想像することで、男の子は女の子の気持ちを考え、知っていく。
それが「I’s」という作品。
その大事な泉というヒロインの心の動き
・強がっているとこ
・寂しがっているとこ
・調子のいいとこ
とにかく、凄い可愛かった!(笑)
萩原さんに限らず皆さん良いお芝居で良い作品ですので、ぜひ見てください♪
FILMARKSドラマのレビューでも4.2点という高得点を記録していますので^^
CHECK!【ドラマ『I”s(アイズ)』見逃した方必見!配信動画を無料視聴する方法! 記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
「お嬢ちゃん」みのり役
「I’s」で凄い可愛かったと絶賛した萩原さんの出演作品を追って出会った「お嬢ちゃん」という作品。
衝撃…
あの可愛かった泉ちゃんはどこへ行ったのか…(笑)
「お嬢ちゃん」では常に不機嫌な主人公役。
『いままで見たことがないくらい怖い顔をしていた』と映画パンフレットでも本人が語るほど近寄りがたい人物像。
「泉ちゃん」と「みのり」という2つの役には
・黒と白
・陰と陽
これだけ正反対の役を見ると、とまどいが優先して入り込めないと思っていました。
ただ不思議なことに、こちらの「みのり」という人物も素直に受け止められた自分が。
ここでタイトルに書きました
『「知名度・イメージ」と役者さんの演技の関係』
について、考えるようになるわけです。
イメージと演技の関係性!
『人物像・イメージ』がつくとギャップが発生してしまう。
最近だとアイドルで有名になってから、芝居のお仕事を始めるパターンなどが最近はありますよね。
そのパターンだとアイドル時代に出していたキャラクターが既に頭に入っている状態でその人の演技を見ることになります。
例えば
【アイドルで有名になった方が『真っ白』のイメージの役をする】
とします。
しかし『真っ白』のイメージの役をしても既に刷り込まれているその人自身の「色・イメージ」があるので、『真っ白』という目で見れない。
多少自身の色が「混ざった白」に見えてしまう。
こんなことが脳の中で知らないうちに起こっているような気がします。
イメージとのギャップの問題は近年よくある原作マンガの実写化にも見受けられます。
この場合、既にマンガで作られたキャラクター像が脳の中にあります。
俳優さんが必死に演技をしても既に作られたキャラクター像があるので、どうしても違和感が発生してしまう。
これがもし原作マンガなしで映画オリジナルとして同じキャラクターを同じ俳優さんが演じていれば、そんな違和感は発生しないと思います。
役者さんへのイメージがないと、どんな役でも「その人」として素直に見れる。
萩原さんを知ったのはアイズの「泉ちゃん」を演じているシーンを見た時です。
つまり「この人はこういう人・こういう色」という先入観が全くありません。
なので
じゃあ次の「みのり」という「泉ちゃん」とは真逆の役柄を見たときはどうだったか?
「実はこっちがこの人自身に近いのかな?」なんて思うわけです。
萩原さん自身の色を知らないことで「泉ちゃん」と「みのり」という真逆の色の演技を見ても、その人自身という「真ん中の色」を知らないおかげで他の色が邪魔することなくリアルな演技として見れたのではないかと思っています!
役者さん自身を知らないからこそ味わえる素直な作品の楽しみ方に気づきました。
役者さんは有名になるほど過酷…?
そんなことを考えていると「有名になる」ことが役者さんにとっては演技の邪魔になるんじゃないか?という懸念が。
有名になって自分という人間を知ってもらえば知ってもらうほど、演技をしたときに普段見せている「自分」を消さなくていけないと思います。
そうしないと演じている役のリアルさがなくなります。リアルさがないと感情移入も出来ません。
【イケてなかった人物がイメージチェンジをして、イケてる人物になる】
みたいな作品があるとします。
おそらくイケてない人物を有名なイケメン俳優or可愛い女優さんがメイク等で演じるとおもいますが、イケてない人物を『イケてるイメージ』のある俳優さんが女優さんがやっても入り込めないですよね。
最近でも邦画でこのパターンを感じた作品ありましたけど…^^
少なくともボクなんかはそう思っちゃうめんどくさい人間(笑)
自分に合った役を演じる時は何の問題もないと思います。
いざ自分のイメージと違う役をやる時。
役者として有名であればあるほど世間のイメージを覆すほどの演技力が求められるので、有名になるということはジレンマを感じることなのかなと想像します…
【圧倒的なイメージ】を活かしている人物!
木村拓哉さん
有名になりイメージがつくことには負の側面もあるとお話しましたが、自身のイメージを活かしきっている人もいます。
代表的なのが「木村拓哉」さん!
悪くいう人たちは「なにをしても木村拓哉」なんて言いますが、木村さんの場合は「木村拓哉」という圧倒的なイメージを世間に知らしめているのでそれでいいと思います!
「木村拓哉」っぽい役の時に木村さんに演技をしてもらう。それでオッケー!
現にボクは映画「マスカレード・ホテル」を見に行った理由は
『木村拓哉さんの「木村拓哉」の演技を見たい!』
ここまでくると「有名になること・イメージが付くこと」の負の側面は消えて、むしろプラスの側面が際立つと思います♪
山田孝之さん
名前が有名でも色んな役を演じきっている役者さんはいます!
ボクが思いつくのは「山田孝之」さん!
おそらく普段はクールな人柄だと思いますが、「勇者ヨシヒコ」の時のようなおちゃらけた役も「闇金ウシジマくん」のような強面な役も難なく演じられている印象。
極端などちらのキャラクターでも山田さんらしさを感じられるカメレオン俳優さんだと思います!
萩原みのりさんの今後に注目!
実力での表現。
萩原みのりさんという女優の演技を見て、役者さんの演技と知名度やイメージとの関係について考えこの記事を書きました。
そして世間に認知されるほど、求められる演技のレベルが高くなる気がして役者さんというのは大変なんだなと思うように。
またここまで読んでくれた方の中には、ボクが萩原みのりさんの演技に抱く自然な演技が「萩原みのりを知らないからこその感情」と思うかもしれません。
その点は正直ボクも今後はわかりませんが、インタビュー記事などを見ていると萩原さん自身の力によるものだと思わせてくれます!
アイズの泉ちゃんに感じた「本当に好きなんじゃないか?」と思わす演技については、あるインタビュー記事で
「泉役を演じるうえで気を付けたことはなにか?」
という質問に対して
「泉を演じるときに、一番大切なのは”一貴先輩を好き”でいること。細かい見え方でいうと、一貴先輩の目線や表情をちゃんと見て反応する事に気を付けていました」
ずっと女子校だった萩原みのり、I”s(アイズ)では積極的にアプローチも「共学の恋愛が分からないんです」
と答えてます。
ちゃんと意識した演技を観客に伝えられているんですよねΣ(・□・;)
2人でたい焼き食べるシーンなんかはそれを強く感じました♪
「何色にもならないから何色にでもなれる」
また同記事の最期に今後どんな女優になっていきたいのか?という質問に対して
「これといった目標は決めないようにしているんです。ゴールを決めるとつまらなくなってしまうかなって。
ずっと女子校だった萩原みのり、I”s(アイズ)では積極的にアプローチも「共学の恋愛が分からないんです」
役者を始めたきっかけも、一枚の紙(台本)をもらったみんなが違うことをやるっていうレッスンを遠くから見ていたときに『芝居って面白い』って思って始めたので、決まっていないからこそ面白いなと思います。
なので、決まっていないところへ向かっていきたいなっていう思いが強いですね。
ただ、ゴールがないと進んでいるか進んでいないかも分からないので、その分不安も大きいと思います。でも、悩むのもアリだし、どれだけ嫌なことがあっても引き出しが増えるだけだし、ある意味ポジティブに持っていけることが楽しいなって思っています」
目標の女優像を決めていないということは、今回の記事でいうと「自分の色を何色にするのか決めていない」ということに繋がるのかな…?と思っています。
「自分の色を決めない。それは透明であることを目指している」
「何色にもならないから何色にでもなれる」
萩原みのりさんなら何色の演技でも綺麗にずっと演じてくれる気がしています…!
多少ファンであることで、僕が「色眼鏡」で見てしまうことはあるかと思いますが(笑)
それでも萩原さんが今後どんな色の演技を見せてくれるのか、注目していきたいと思っています!
ドラマ「アイズ」と映画「お嬢ちゃん」の演技をぜひ見てみてください!
お話も面白いですし、出ている方みなさん演技も凄いのでオススメしたいです♪
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【ドラマ】
・REPLAY & DESTROY(佐野結 役)
・表参道高校合唱部!(佐々木美子 役)
・I”s(磯崎泉 役)
【映画】
・昼顔(松本あゆ 役)
・心が叫びたがってるんだ。( 宇野陽子 役)
・お嬢ちゃん(主演・みのり役)
・転がるビー玉 (瑞穂 役)
【MV】
・松室政哉「きっと愛は不公平」
・ASIAN KUNG-FU GENERATION 「ボーイズ&ガールズ」
など。