【有機EL VS 液晶】映画好きのテレビ選び!比較してみた!

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コロナによって動画配信サービスが普及し、作品に依っては映画館で上映されている作品が同じタイミングで配信でも見れるようになり、おうちで映画を見る人も増えたかと思います。

かく言う、ボク自身もおうちで映画を見る時間が増えました。

それなら「おうち映画の環境向上にお金を投資しても良いのでは…」と思い、有機ELテレビの購入に踏み切りました!

購入にあたって自分自身が調べた事や使ってみて感じた事を記事にしていきますので

・有機ELと液晶テレビで迷っている方
・有機ELと液晶テレビの違いが知りたい方
・おうち映画の環境を上げたい

は、ぜひ最後まで読んで言ってもらえればと思います。

映画好きならではの提案をしていきます!


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有機ELにしようと思ったきっかけ


約4年ほど50型の液晶テレビでおうち映画を楽しんできましたが、今回なぜ有機ELテレビに買い替えようと思ったのか。

その理由は単純で

・黒が黒くない。

このブログを運営するにあたって、多くの上映方式で映画を見るようになり、その中で「黒が黒い」ドルビーシネマの存在を知りました。

その映像の凄さは圧巻で、「黒が黒い」ことの重要性を知りました。

その知識を知った上で、ふと自宅で映画見ると

「黒が黒くない…」

そんな思いをいつからか抱くようになっていました…

「黒が黒くない映像」は映る映像の輪郭がぼやけて見えてしまいますし、特に暗いシーンでは顕著でした。

一般的にはおうち映画として十分と言える液晶テレビを持ってはいたのですが、「映画を見る事位しか特に趣味もない人間」と言う事もあり有機ELへの移行を決めました!

IMAX VS Dolby Cinema

結論:有機ELにしてよかった!


既に「大きめ」かつ「4K対応」のテレビを持ちながらも有機ELの購入に踏み切ったのですが、その結果どうだったかと言うと、個人的には大満足!

購入した有機ELテレビは2022年モデルの10万円ちょっとの物なのですが、その価値は十分にあったと感じています。

その理由は

・映像がめちゃくちゃ綺麗に!
・音響が向上!

この2点が大きな理由。

詳しく説明していきたいと思います!

 映像がより綺麗に!

これは有機ELに移行するにあたって、必要最低限の要素でしたが、結果大満足。

ドルビーシネマ同様、黒が黒くなる事で映像の輪郭がハッキリし、暗いシーンの見やすさが格段に上がったと感じます。

また色のコントラストも上がったため、色彩美のある映像は圧巻です。

特に感動したのは「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」の映像。

©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.


ドルビービジョンに対応されている映像美は本当に綺麗で、この映像が今後も楽しめると思うと今後の映画鑑賞がより楽しみになりました!

 音響もよりハイクオリティに!


「音響の向上」に関しては完全に棚ぼた的なプラス要素でした。

既に5.1chのホームシアターを導入しているので、新しいテレビの音響に関しては気にしていなかったのですが、これがなかなかに凄い。

ボクの購入したテレビの音響は、壁の反射を使った疑似的なサラウンドなのですが、結構空間の拡がりを感じれるようになります。

それでも低音やサラウンドは弱い感じは否めないのですが、その点は元々持っていたホームシアターが補強してくれます。

今まではホームシアターだけの音で満足していたのですが、テレビ側の音もないと満足できなくなってしまいました。

ただこの点は「有機ELに移行したメリット」ではなく、「最新のテレビに移行したメリット」であると思うので、「新しいテレビに買換え」を考えている人の参考になればと思います。

よく「テレビと一緒にサウンドバーも!」のようなオススメをしているサイトもあり、抵抗感を覚えてしまうかもしれませんが、おうち映画で迫力のある音響、特に低音を楽しみたい人はボクからも別個で音響システムを入れる事をオススメします!

有機ELのデメリットとその真偽。


有機ELを購入して良かった点を述べましたが、ここからは有機ELにすると起こるとされるデメリットについても触れておきたいと思います。

その前にそもそも有機ELと液晶の違いはどんな点があるのでしょうか。

今回購入するにあたって、ボク自身がYouTubeやネット記事で調べてよく目にしたメリット/デメリットは次の通り。

○ メリット△ デメリット


・コントラストの高いはっきりした映像
(暗いシーンが得意)

・広い視野角

・薄いので壁に取り付け可能


・電気代がかかる

・焼き付きが発生する

・映り込みが発生する

・寿命が短い

・壊れやすい

・高い

 


上の表が良く耳にする有機ELのメリットとデメリットだと思います。

こうやって見るとメリットよりデメリットの方が多く感じて、買い替えもイマイチに感じてしまうかもしれませんが、

・電気代がかかる
・焼き付きが発生する

・寿命が短い
・壊れやすい

こちらの4点は技術の進歩で現在はほとんど発生しないそうです!

 

電気代がかかる


まず電気代についてですが、有機ELの方が使用電力が多く、電気代がかかってしまう事はどうやら本当みたいです。

こちらの表を見てみると確かに有機ELのほうが年間の電気代は高いのですが、その差は1,000円前後。

ボクの場合はほぼ映画鑑賞にしか使わないので、上の表の前提条件の1日あたり5.1時間よりかなり少なくなると予想されます。

金額については個々人の感覚によると思いますが、ボクにとってこの差は気にするほどではありませんでした!

焼き付きが発生する

「焼き付き」がどういう現象かと言うと、静止画や静止文字を長時間表示した時にその映像の残像が生じてしまう現象です。


焼きつきの例

このように残像が残ってしまうのが焼き付きと呼ばれ、ボク自身もこの焼き付きが有機ELにするにあたっての大きな不安要素ではありました。

しかしこれは現在ではかなりの改善がされているようで、お店で展示されている展示品(毎日10時間稼働)でも焼き付きはほぼ見られないレベルにまでなっているそうです。

ただこれに関しては新しい有機ELに言える事であって、中古品やアウトレット商品に関しては注意が必要だそうです。

目安としては古くても2019年、出来れば2020年以降発売のモデルならこの焼き付きの心配は少ないそうです。

寿命が短い

これはテレビの「光源」の寿命が液晶と比べると短いとされているから言われていることだそうですが、これも技術の進歩によって光源の寿命が伸びており、心配が少ないそう。

ちなみに有機ELの光源の寿命は

・約3万時間

と言われています。(供給元は10万時間と言っているそう)

実際にシミュレーションをしてみると

毎日5時間×10年=約18,000時間
毎日10時間×10年=約36,500時間

となります。

一般的にテレビの買い替えのサイクルが平均8~9年とされているので、毎日10時間を10年続けてやっと買い替えサイクル期間内に光源の寿命が来る計算になります。

もちろん寿命自体がメーカー側の10万時間とすれば全く問題がありませんし、ボク自身は毎日10時間使う事は絶対と言っていい程ないと思うので、この「寿命の短さ」もデメリットにはなりえませんでした。

壊れやすい

パネルの壊れやすさも有機ELの方が割れやすいと言われているそうですが、実際は有機ELの方が壊れにくいそう。

東芝のテレビブランド「レグザ」の公式YouTubeチャンネルで実験をしている動画があります。

この内容を信じるのであれば有機ELの方が耐久性が高い事が見て取れるかと思います。

動画は載せておくので、ぜひ判断材料にして頂ければと思います!

 デメリットは技術革新で克服済み…?


ここまで述べてきた内容でわかるように、一般的に言われている有機ELのデメリットと言うものは昔に言われていたデメリットが今でも残っているだけで、そのほとんどは技術革新によって克服がされているみたいです。

○ メリット△ デメリット


・コントラストの高いはっきりした映像

・広い視野角

・薄いので壁に取り付け可能


・電気代がかかる

・焼き付きが発生する

・映り込みが発生する

・寿命が短い

・壊れやすい

・高い

 

このように6つのうち2つは克服されているので、大きなデメリットと言われるものはなく、個々人の求めるもので選択肢が変わってくるのかなと思います。

実際に有機ELにしてイマイチだった点


「ネット上で言われているデメリットのほとんどが昔に言われていたことの名残。今現在は改善されている」

とわかった上で、それでもボク自身が感じたイマイチだった点を紹介します。

それは上記で言及したデメリットのうち否定できなかった

・映り込みが発生する
・値段が高い

この点は未だにデメリットのままかなと思います。

 映り込みが凄い…

有機ELのディスプレイには高コントラストを実現するために光沢のあるグレア加工というものが採用されています。

この光沢が故にディスプレイが鏡のように映像と共に鑑賞する自分自身を映してしまいます。(上の画像のように)

これが見ていて雑音になります(笑)

特に暗いシーンや部屋が明るいとこれが顕著に表れます。

ただボクは何度も言っていますが、映画鑑賞がメインで、映画を見る時は日中でもカーテンを閉めて鑑賞するので、暗いシーンでも自分自身の映り込みはほぼ気になりません。

また光沢をなくすor減らしたノングレアやハーフグレアと呼ばれるディスプレイを採用しているモデルもあるそうです。

こちらのモデルを購入すれば、日中の明るい部屋でテレビを使用する人でも有機ELの映像を楽しむことが出来るのかと思います。

ボクはハーフグレアやノングレアにすると「コントラストが少なからず失われてしまう」という情報を得ていた事と「部屋を暗くしてみる事がほとんど」という条件が重なったので、「映り込みは強い」けど「コントラストが綺麗」なグレアのモデルを購入しました!

 値段が高い

有機EL購入にあたって、最大のネックになるポイントが値段だと思います。

これに関してはボクも賛成をせざるを得ません。

例としてパナソニックが2022年7月に発売した55型の液晶テレビと有機ELの値段(HP記載)を比べて見ると

10万円近くの有機ELの方が高く値段設定がされています。

これは一例に過ぎませんが、基本的には有機ELのほうが値段が高く設定されていると思います。

ボクは比較的安い「LG」という韓国の会社を製品を購入したのと、元々持っていたテレビをメルカリで高値で売却できたので、出費が少なくは済みました。

韓国のメーカーと言うと不安に感じる人もいるかもしれませんが、国内のメーカーの有機ELもディスプレイ自体はLGのディスプレイを使用しているそうで、ボクはLGを選びました!

Amazonのセールでは55型の有機ELが10万円程度で変える事もあるそうなので、購入を考えている人はセールを狙ってみるのも良いと思います!

参考にボクが購入したモデルも参照しておきます。

Twitter上の感想


映画鑑賞に特化したボクだけの意見では、偏りがあると思いますので、Twitter上の有機ELや液晶テレビに関する感想ツイートをいくつかピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!

 ノングレアはめっちゃいい

 輝度と彩度が眩しすぎ

 本物の黒

 淀んだ画面が残念

 黒が黒すぎ

 miniLEDが1番

映画鑑賞メインなら有機ELはオススメ!


有機Eと液晶の違い等を書いてきましたが、ボクは有機ELに変えて良かったと現時点で思っています!

もちろんこのあとすぐに焼き付きが発生して、後悔する事もある可能性もある事はありますが…。。

少なくともボクのように

・地上波は見ずに映画鑑賞がメイン。
・部屋を暗くして、映画館のような環境で見る。
・ドルビーシネマのようなコントラストを求める。

と言った映画を楽しみたい人には有機ELに変更をするのは、おうち映画をより満足度の高いものに変えていってくれると思います!

最近では液晶と有機ELの良い所取りをしたminiLEDと言ったテレビも発売されているみたいで、より自分の好みに合ったテレビを選ぶ事が可能になってきています。

各テレビの特徴まとめ

 液晶液晶
(miniLED)
有機EL 
安さ
明るさ
コントラスト
色の再現力
薄型化


選択肢が増えるという事は逆に言うと迷う事も増えてしまうかと思いますが、この記事がテレビ選びの参考になればと思います!

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