※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。


冒頭

今日は「英語の聞き流しを5年間続けた結果」についてお話したいと思います。

「英語を聞き流すだけで英語が聞き取れるようになる」

こんな話を英語学習に興味がある人なら1度は聞いたことがあると思います。

かく言う僕も子供の時には「スピードラーニング」のCMを見て、高校の英語の先生には「リスニングの点数を上げたいならとにかく聞け」と言われ、「英語を聞けるようになるには英語をたくさん聞けばいい」と思っていた人間です。

恐らく「英語を勉強しよう」と思いだした人の多くが、その取っつき安さから始めてみようと思うのが英語の聞き流しかなと思います。

コンテンツの消化に忙しい現代人にとって、「ながら」で出来る勉強で英語が聞き取れるようになれるなら最高ですよね。

でも実際はさほど聞き取れるようにはなりません。

詳しく言うと2年くらいで頭打ちになります。

今回は5年間実際に英語の聞き流しをした僕が感じた英語の聞き流し学習の限界と少しの成長を解説したいと思います。

「とりあえず英語の聞き流しから始めてみよう!」と思っている方はぜひ最後まで見ていってください。

 

 

勉強しだしたきっかけとその時の英語力

聞き流しの成果をお話する前に「まずお前の元々の英語の力はどんなもんなんじゃい」と思うので説明させてください。

持っている資格だと中学校の時に取った英検3級だけで、TOEICやTOEFLは受験したことがありません。

あとは多くの人と同じ基準で比べられる物と言うと、当時の大学のセンター試験(2008年度)で取った点数が筆記が182点でリスニングが32点でした。

なので

「書けるけど話せない」

「読めるけど聞けない」

という知識詰め込み型の典型だったと思います。

特に海外に行きたいという気持ちは今もないのですが、30を手前に月並みに自分の人生を振り返ったタイミングで「何かを始めてみよう」と思ったのが、学生時代、筆記だけは得意だった英語学習でした。

使った教材

英語の聞き流しの教材として使いだしたのが、ネイティブイングリッシュという教材とポッドキャストの「バイリンガルニュース」「ALL EARS ENGLISH」という番組。

それらの教材を通勤時間や外出時の移動時間に聞いていたので、ほぼ毎日、365日中350日くらいは少なくとも1時間英語の聞き流しはしていたと思います。

その他には僕が映画好きと言う事もあり、鑑賞時に気になったフレーズを何度も聞きなおしてみる事や聞き流し開始後約2年目の時点で週1回の英会話教室に通いだすなど、プラスアルファで英語に触れる機会はありましたが、机に向かって勉強することは全くしてきませんでした。

違う話にはなりますが、現在週1回の英会話を3年ほどやってみたので、その感想もまたこのチャンネルで発信できたらと思っています。

英語の聞き流しの効果は2年で頭打ち

やっと本題です。

英語の聞き流しの効果ですが、2年くらいで頭打ちになります。

「何となくの聞き流し」で得られる英語力は「何となくの理解」でした。

あくまで僕個人の感想でしかないですが、どのレベルで頭打ちになるかと言うと

よくYouTubeである「外国の人になぜ日本に来たのか?」というインタビューは何となく理解できるレベル。

多くの人が目標にするであろう「映画を字幕なしで見れるようになる」ですが、これは無理です。あと10年聞き流しを続けても100%無理だと感じてます。

・会話のテーマ自体に知見がある。

・使われる単語が難しくない。

・文章が長くない。(話している量自体が多くても、句点と句点の長さが短い)

この3点が揃っている英語なら聞き取れる体感でいます。

会話のテーマに知見があれば聞き取れない部分が出てきても、文脈から予測することが出来ますし、細かい部分はわからなくても要所要所の単語がわかれば会話の意味を繋げることが出来ます。

「英語の速さについてはどうなの?」と思う人もいるかと思いますが、もちろん遅いに越したことはありませんが、さっきの3点を満たしてる文章なら慣れてくればそこまで問題ではないと感じています。

なので「速さへの慣れ」という部分が英語の聞き流しで得られるものなのかなと。

この「どのくらい聞き取れるようになるのか」は言葉では説明しきれない部分があるので、過去に街の外国の人と会話をした動画もありますので、気になる方はそちらを参考にしてもらえばと思います。

「聞き取れない」と実感すると「理解は出来る」ようになる

毎日何時間も英語学習をしている人からすれば「甘ったれるな!」と言われると思いますが、2年間毎日1時間以上聞き流しをしていると

「こんだけやっても無理なら無理だな!」

と英語を聞き取る事を諦めるようになります。

そんな風に思えるようになると、英語を聞く時に肩の力が抜けるようになります。

僕もそうだったのですが、英語学習を始める前は「どんなに小さい「a」だろうが何だろうが一言一句聞き取るぞ!」という気持ちで英語学習を始めると思います。、

が、それは無理です。というか僕には無理でした。

そうなると「英語を一言一句聞き取る」事ではなく、何となく全体を聞いて聞き取れた所だけから何となくので理解するように考えが変わります

なぜなら「自分は英語を完璧に聞き取れない事」を痛感しているから。

もちろん「学習」の場面では、今でも一言一句を聞き取る気持ちでいますが、「実践」の場面でそれに捉われると、「理解」からも遠ざかってしまいます。

先ほども言ったように、日常会話程度なら「会話の流れ」と「簡単な単語」と「5W1H」さえ理解できれば何となく相手の意図は理解できます。多分。

 

結論

聞き流しの限界について散々素人のぼくが言ってきましたが、聞き流しを否定するつもりはありません。

有益な発信に溢れる世の中ですが、他人の失敗で学べるほどそんなに人は賢くはないので、何でもやってみることに価値はあるはずです。

ただダラダラと聞き流しだけをやってきた身からすると、もっと広範囲をカバーしたリスニング力や英会話力を身に付けたいのなら「聞き流し」+「他の学習」も併行するのをオススメします。

それはシャドーイングでもディクテーションでも何でも良いと思います。

効果は素人の僕の方では保証できませんが、少なくとも僕の数年間よりは成長できるはずです。

「2年で頭打ちになる」というのが僕の結論ですが、逆を言えば「2年間は成長」できます。

そして僕と同じようにどこかのタイミングで限界を感じても、ちゃんと自分の経験として「あ…無理だ…」という実感をする事で、英語を聞く時の緊張が取れて、次の目標も見えてくるのかな…と。

殊、コミュニケーションにおいて大事なのは「わからない部分をなくす努力」よりもわからないシーンに立ち会ったときに「それってどういう意味?」とコミュニケーションを取れる「勇気」だと思います。

テストでわからなかったら諦めてください。

そんな僕はとりあえず「週1回の英会話」から「オンライン英会話を使った毎日の英会話」に移行して、どういう結果になるのかをまた自分自身でテストをする予定です。

これをご覧になっている方の中で「もっとこうすれば効果が出るよ」と言ったアドバイスがあったらぜひコメント欄に残していってください。

このチャンネルでは英語玄人になるまでの過程をリアルタイムで発信していきますので、チャンネル登録よろしくお願いします。それではまた。

 

それでも「英語を勉強したいけど、そんなに頑張れそうにない」と言う人は、とりあえず聞き流しに手を出してみると良いと思います。

「今日何も英語の勉強しなかった…」と言って自分を嫌いになるくらいなら、聞き流しをしてモチベーションを維持したほうが良いと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ココにコード